初期メル・ギブソン主演の「マッドマックス」1&2の荒削りな感じが、深作欣二監督の「仁義なき戦い」シリーズと親和性があると思い込んでおります。
両作品シリーズの各俳優の顔面力の素晴らしさ。荒い画面での弱肉強食感の凄さに圧倒されました。
そして、数十年振りに再起動された「怒りのデスロード」と今作「フィリオサ」は過去の作品と比べると、とても上品です。
イイ意味で上品です。イヤなシーンが沢山ありますが演出に残酷な感じはないです。
今回の主役フィリオサはマックスと同じく能動的で無口で主張はしないが信念があり、必ず自分の信じた味方は助けようとする姿がとても良かった。
悪役のディメンタスもシリーズの悪役達と少し毛色が違い最後までとても魅力的。２に登場したヒューマンガスをブラッシュアップした感じがいい。
とりあえず、ジョージ・ミラー産のマッドマックスサーガは最高です。
メル・ギブソンではなくジョージ・ミラーのマッドマックスってのが今作でわかります。
