「怒りのデス・ロード」と全く同じ事をして貰いたかったわけではないけれど基本的な物語の構造は守って欲しかったように思う。捕えられているのか正体がバレているのか逃げ出せない状況なのかなんだかどれも中途半端な状態がダラダラと続き、爽快感も達成感もないエンディング。ディメンタスの過去にも家族の悲劇を加えるのなら、なおさら彼とフュリオサの類似点と、それを上回る決定的な違いを描くべきだった。
それと気になったのは個々の描写の省略。特に母親の最期は映像処理で有耶無耶にしたりせずきちんと映してちゃんと目に焼き付けないとフュリオサの復讐心や決意の本気度が伝わってこない。
いろんな意味で消化不良。
