いかにもズールー戦争と関係ありそうなタイトルだけどこれは邦題つけたＤＶＤ販売会社が悪い。原題を直訳すれば「シャカ・ズールーの砦」で、原題そのままの内容。
ズールー戦争が起こる五十年前くらいの時代設定で、シャカ国王が奴隷商人に捕らえられた！　という架空の出来事がストーリーの柱。アフリカ人と、イギリス人たち奴隷商人との確執が題材。
表向きは人身売買を禁止しているけど、みんな抜け道使ってるという当時のイギリスの状況とか、奴隷として運ばれていくアフリカ人たちがどんな目に遭ってたのかがわかる内容。
タイトル詐欺はあれだけど、大航海時代以降、奴隷商人が跋扈した最後の頃を舞台にしている映画は数が少ないので、これはこれで貴重な気がする。
アフリカ人たちをさんざんひどい目に遭わせておいて、西洋人側は譲歩を迫るとか、かなり自分勝手に思える内容。
もともとはテレビ映画っぽい感じもあって、深刻なドキュメンタリーは求められてなかったのかもしれない。
ズールー戦争を題材した映画なら、断然「ズール戦争」がおすすめ。

余談。
フィルマークスになかったので掲載リクエストを出してた映画。
たまたま昨日も検索していて、昨日の時点ではなかったことを確認している。それが日曜日の本日になって追加されてた。
フィルマークスさんブラックなのかと心配になる。

舞台は19世紀初頭シャカ王統治下にある南東アフリカのズールー王国。同地に進出し居留地を形成していたイギリスとは友好関係を築いていた。しかし偶然にも奴隷商人がシャカ王を奴隷として拘束してしまい、その解放後両者は一触即発の事態に陥る…。戦闘シーンは冒頭の先住民族間のみ。ズールーとは直接関係ないロマンスが主体。正直退屈。