かるもの

着信アリFinalのかるもののレビュー・感想・評価

着信アリFinal(2006年製作の映画)
3.5
個人的には、前作はなんだったのかと言うレベルで楽しめた作品でした。
今回追加された呪いのルールである、転送すれば死なないという要素が良いですね。
これによって嫌な奴らの嫌な部分が存分に発揮されつつ、恐怖によるパニックやら狂気やら呪いの必殺技大喜利も楽しめました。
ギャーギャー喚いたり右往左往したり楽しい!
終盤の元気玉みたいな展開も妙にアツくて好き!
前作ではノイズでしかなかった海外舞台設定も、今作では修学旅行で学生達が海を隔てる事で呪いの大本へ物理的に届かないという制約を演出し、海外俳優器用も手話を用いることで片言によって生じてしまいがちな違和感を克服しつつ、喋れないという設定が物語のフレーバーとして活きていて巧いと個人的には思いました。

なんならリングや呪怨っぽさが強めでオリジナリティ薄めだった1よりも個人的には好きな作品かもしれません。
Jホラーというより洋画のB級ホラーみたいに突っ込んだり笑ったりしてポップコーン食べながら視るタイプのホラー映画かなと思います。
前作でくじけて食わず嫌いしなくて良かった!と思えたくらいには良作でした!
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