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私は確信するのhidehiのレビュー・感想・評価

私は確信する(2018年製作の映画)
4.1
2021/2/24 鑑賞。
妻が行方不明になり、妻の愛人の糾弾によりマスコミから犯人あつかいされている夫の第二審が始まる。その子供が家庭教師をしてくれている縁で、その夫の無実を信じるシングルマザーが第二審の弁護を、ある高名な弁護士に依頼するところから物語は始まる…
終始緊張感があり、飽きさせない。ただ、ヨーロッパ系の映画によくある、背景の説明を極端に切り詰めたかんじの映画なので、チラシか何かでちょっとしたあらすじは知っていた方がいいと思う。
日本だと”愛人”の方が説得力がある、なんてことはあんまり起きそうにないかなぁ、とか、ただまぁ”疑惑の銃弾”も”トリカブト”も最初はやたらしゃべってて意外とそちらサイドの人もいたからそんなこともあるかもなぁ、とか、いろいろ文化的な違いが興味深い。最後の弁論は、すごいフランスっぽい、と思った。ただ、言っている内容はとても普遍的。こういう、正しい意味での「人権」の感覚の根付き具合がやはり日本とは違うように感じた。
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