世間縛苦

ある人質 生還までの398日の世間縛苦のレビュー・感想・評価

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)
3.6
暴力と信仰とお金が絡むの良くないなと月並みな感想しか書けない自分を恥じる。。

本作の舞台となっているシリアでも取材しているフォトジャーナリストの知人が言っている言葉を思い出す。
「まずは彼らに何か起きているか知ること。遠く離れた見ず知らずの人が傷ついているのでなく、友人が苦しんでいると思えるから。」

人間は、記憶が薄れて忘れられるから生きていけることもあるけれど、無かったことにして生きていくのは駄目だ。

人の痛みを想像することを止めてはいけないし、不条理な世界を諦めたくないと思った。


filmarksさんのオンライン試写にて。