ツクヨミ

ある人質 生還までの398日のツクヨミのレビュー・感想・評価

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)
3.6
テロ組織ISISから生還した男の実録。
体操選手として活躍していたダニエルは、怪我が原因で写真家に転職する。しかしある日シリアの紛争地域で写真を撮っていると、謎の男たちに襲われ囚われてしまう…
本作はテロ組織ISISに囚われていた写真家の実話であり、生還するまでの経過をじっくり描いていた。ストーリーは囚われたことを知り助け出そうとする家族と、必死に生きようとするダニエルとの2つの視点から描かれ、緊迫感が伝わってきました。
"テロリストとは交渉しないことは国際常識"このワードは重要なファクターとなっていて、政府は助けてくれず、家族は自分たちで非公式に資金を集めるしかない苦しみの現実がえぐい。助かる人もいれば、そのまま殺される人もいる…テロ組織との戦いはまだまだ続いている。考えさせられました。
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