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ある人質 生還までの398日のmaiのネタバレレビュー・内容・結末

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

片時も画面から目を離すことができなかった。

シリアの荒れた内情、ISの捕虜になった人達がどのような扱いを受けるのか、誘拐ビジネスの実態。悲惨な実情を呑み込むのに精一杯になる。

斬首されたアメリカ人ジャーナリストジェームズフォーリーがどのような気持ちで、身代金を家族が用意し家に帰れることになったデンマーク人写真家ダニエルを見送ったのか。ダニエルが帰国後、友人ジェームズがシリアで殺害される動画を見たときの気持ち。想像を絶するほど恐ろしくて悲しい経験だと思う。

ジャーナリストがいるから私たちは世の中で起こっている実情を知ることが出来るのだけど、実情を伝えるために危険を犯して命を落とす人が1人でも減って欲しい。
6年前ISによって命を落とした日本人ジャーナリストの後藤さんをはじめ、ご冥福をお祈りします。
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