おぶさん

ある人質 生還までの398日のおぶさんのレビュー・感想・評価

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)
3.5
怪我の為に体操選手を諦め
夢だったカメラマンになったダニエル
シリアの非戦闘地域を訪れ
日常生活の様子を写すだけだったのに
ISに誘拐され拷問を受ける
家族は巨額の身代金を用意するため
奔走するが、犯人側は容赦なく追い討ちをかけ、過大な要求を突きつけてくる
実話をもとに描かれています

この頃は日本のテレビでも
銃を手にした黒ずくめの男達の前に
オレンジのつなぎを着てひざまずき
カメラに向かって語りかける
人質の姿が映し出されていた

数人の日本人も犠牲になったし
日本政府もテロと取引はしない
スタンスだったと記憶してます

ニュースでしか情報を知ることが
できなかったので、実際に
家族とどの様な取引をしていたのか
とてもリアルに知る事ができました

家族の命は、金額には変えられない
しかし、出せる金額も限界がある
家族の苦しみは想像を絶するものだと
思います
そして、帰らない命もありました

今、ISはどうなっているのか
世界の目はロシアに向けられている
同じ目にあっている人がいるのだろうか

今はコロナや物価の値上げ等で
日々の生活もままならず、自分の事で
一杯一杯な日々
そんな中でも、この様な作品で
気持ちを引き締めないと…
という思いで鑑賞。
でもやっぱり気が重くなる作品でした。
おぶさん

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