マッサージ屋2号店

ある人質 生還までの398日のマッサージ屋2号店のレビュー・感想・評価

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)
4.0
『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』ニールス・アルデン・オプレヴ監督作品。
2013年にイスラム国の人質になったデンマーク写真家の実話ベースの物語。

多分日本でも報道されたのでしょうが、やはり日本人が誘拐され人質になった件じゃないと大きく報道されないのでデンマーク人の件は詳しくは憶えてないんですよね。
でもこの時期はIS絡みの事は報道はされてたから、終盤のあの凄惨なシーンは見覚えがあります。

主人公のダニエルはシリアの国民生活を写真におさめようとしただけ。
しかしCIAと勘違いされ誘拐されてしまう。
そこから1年以上に渡って監禁され拷問を受けるという恐ろしいめに。

それもかなりキツイがデンマーク政府の方針でテロリストとは一切交渉しないというやつ。
家族が身代金をかき集める描写はキツかった。

報道写真家などがテロ組織に誘拐、拉致されると「自己責任」と世間では言われたりするけど、こういう方がいないと世界で起きてる真実が見えないわけだしねぇ。
デンマーク政府も単純に冷たいと感じてしまった。

これもひとつの真実として良い勉強にはなりました。