至ってシンプルなスラッシャー映画
「ホラーヒロインのその後」っていう要素を期待しすぎると肩透かしを食う（僕がまさにそう。）
映画で描かれるPTSDからくる幻覚や被害者遺族からの視線などの「その後」の要素はあくまでもスパイス程度
「存在しない映画の続編」なんて紹介文から、スタニスワフ・レムの『完全な真空』みたいなメタ映画を期待してたのよ
「ホラー」の続編が「ホラー」でなければならない決まりなんてないので（『悪魔のいけにえ２』『らせん』等々…。）、その設定での純文学的語り口すら期待してたのよ…
スラッシャー映画としては残酷描写や緊迫感もあって普通に楽しめるし、ガソリンスタンドというシチュエーションの撮り方も良いのだが、殺人鬼のキャラクターの薄さが物足りない
