バッドエンドと分かっていても、何故か惹かれてしまう作品で再視聴。
言葉は悪いが本当に胸糞の悪い事件、犯人なのだ。
なのに作り込まれた映像や意匠のヒントが魅せる作品となっていて観てしまう。
こんなおぞましい事柄をフィクションとは言え楽しめてしまう自分すら怖くさせ、それが作品でいうところの罪とリンクするのが見事。
罪とは、正義とは。
償いとは、許すとは。
D.フィンチャーの作品は共通して問うてくる。
サブリミナル効果についても含めて、大学の映画論でもこの映画を取り上げてたな。
ヒッチコック、D.リンチ、の流れで見る講義だったかと。
