小さい頃に家族が観ていて、途中まで一緒に観ていたけれど、怖くなってやめた思い出がある。それに加えて、最近観た『羊たちの沈黙』とか『L.A.コンフィデンシャル』が思い出されて、なんともいえない既視感があった。
『ゴーン・ガール』や『ソーシャル・ネットワーク』を見たときも思ったけど、デヴィッド・フィンチャーの映画はスタイリッシュで、なんか、エグいっしょ?みたいな感じがあってそんなに好きになれない。このラストの救いのない感じ… いいっしょ?という視線を感じる。
『タクシードライバー』を思わせるような絶望感があって、モーガン・フリーマンはかっこいいし、ハードボイルドでいいですやん…と思うけれど、こんなに仄暗い世界ってないよなぁというか、『羊たちの沈黙』のレクター博士が最後謎にリゾート地にいる感じとか、『L.A.コンフィデンシャル』のやたら爽快なラストとかを懐かしく思った。