観たのは16才くらいだったか
衝撃だった
周りがブラピブラピと言うようになったし、モーガンフリーマンと揃って売れ出したのはこの映画からだろう
それくらい鮮烈な映画だった
『ソウ』や、『羊たちの沈黙』などのサイコサスペンスの代表作だ
独特の雰囲気は細部に至って作り込みが尋常ではない
もちろんちょっとでもセットや小道具が荒ければメチャクチャ醒めるが、そこまでやらんでもというくらいに、汚い部屋はとことん汚くしてある
もっともこの映画に綺麗なものは一度も映らないが
モーガンフリーマンはじいさんで、ブラピは無精髭だらけで、出てくるのは死体とゲロと血だまりばかり
しかし、あれは観ないといけなかった
ミルズ警部の葛藤の数秒は、映画史に残るシーンだと思う