以前一度見ていて、ちゃんとレビュー書こうと思っていたので、もう一度観てみました。
………胸糞映画だった、ことを忘れていました。
本作は「七つの大罪」というキリスト教の概念になぞらえた劇場型犯罪の物語です
七つの大罪とは、GLUTTONY(暴食) GREED(強欲) SLOTH(怠惰) LUST(肉欲) PRIDE(高慢) ENVY(嫉妬) WRATH(憤怒)があり、一つの罪に対して、一人が犠牲になっていくという感じです。
七つの大罪は、罪の重さがそれぞれ違います。
「嫉妬」が一番罪が重い。
最も罪の重い「嫉妬」の罪人を、犯人であるジョン・ドウ自身が、担っている。
こういうのは、宗教観をちゃんと知らないと、観ているだけではわかりませんね。
そして、最後のラストシーンが秀逸ということで有名な映画でもあります。
私も、あのラストシーン、好きです。
サマセット(モーガン・フリーマン)とミルズ(ブラッド・ピット)の演技も素晴らしい。
この映画で、サマセットに、とても共感でき、好き登場人物です。
ミルズの危うさや、頭の悪そうな言動に、私たちは、やきもきさせられ、焦らさせられる。まるで、昔の自分を見ているようだった(苦笑)。苦笑をつけないとやってられない。
そんなミルズの救われない結末。素晴らしいですね
レビューで書いている人がいたけれど、
モーガンフリーマンの夜の図書館のシーンは美しい。
そして、美しい映像と、ブラピが部屋で事件を考えていて、凄惨な写真の数々のカットが交互に映し出される、センスの良さ。
土砂降りの雨のシーンから、わかりやすくエンディングは快晴の空という、お決まりの、お決まりのと言ってはなんだが、分かりやすさも、好感が持てる。
フィンチャー監督って、『セブン』のほかにも、『ファイト・クラブ』や『ゾディアック』『ゴーン・ガール』などを撮っている監督です。
ちなみに、上記作品は、まだ観てない映画。
『ファイト・クラブ』も、脚本が素晴らしいと言われている作品。
『ゾディアック』は、実際にあった猟奇殺人を題材にしている。
『ゴーン・ガール』は、話題作ということで気になっている映画。
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2019.9.22 Prime Videoにて。