そう！永遠のダイナマイトばでぃ🧨
偉大な大女優ソフィア・ローレン様なのよ
お年を召されてもなおド迫力美人だ
ホロコースト生存者のマダム・ローズを中心に、大人達が孤独で荒んだ少年モモに手を差し伸べ、心の交流を通し絆を結んでいく
そして…
ってな具合に、擬似家族ものってほとんど結末は似たり寄ったりなんだけど、心が暖かくなるから観ちゃう
これもご多分に漏れず、予想を裏切らないラスト
だからソフィア・ローレンありきの映画とも言えるかな
前半の彼女は、際どい胸元Vラインで派手なメイクでもケバケバしく感じない、厳しくも情深いマダム(実年齢86歳なのに、この存在感が私は好き過ぎる)
後半、そのイメージから一転し、衰弱していく老人へと変わるその演技が素晴らしかった
少年モモのあの綺麗なアーモンドの瞳
彼の演技も素晴らしい
大人を見る冷めた眼差しや亡くなった母を恋しがり流す涙、仕事を得て嬉しがるダンス
世界には才能のある俳優がたくさんいるのねぇ
印象に残ったのは病院からマダム・ローズを連れ出すシーン
荒い息を吐きながら、車椅子を押すモモ
何かから自由になるために逃げ出すのに、2人の表情は明るくない
何故か「卒業」のラスト、バスで並び座るベンジャミンとエレーンの表情と重なった
その先に待ち受ける未来を思ってなのか
それと、2人で<こうもりの穴>に身を隠している時、行方を捜索する警察官がゲシュタポに見えてしまったシーン
マダム・ローズがホロコースト生存者という事が頭にあったからかもしれない
薄味マイノリティ設定が蛇足感だったし、ソフィア・ローレンでなければ観なかったかもしれないけど、良い映画でした
