このレビューはネタバレを含みます
血の繋がりのない人たちの集まり。行く宛のない子を預かっている女性。年齢も出生も親もバラバラ。それでも一緒に生きてる。それだけですごいね、すごくよい。
「歳をとると共同生活は難しいんだ」
は妙に沁みてしまった。
次第に元より賢く優しいけど素直じゃないモモが自然とローザを守ろうとする様子、年下二人の兄のようであろうとする様子。人の信頼を集める様子。
「希望を失った時に良いことが起こる」
「すべてはつながっている。
特に善と悪は。」
(レミゼラブルより)
ミモザを贈るモモは天使。とっても強い良い子。約束を果たして立派で、看取ってくれたことローザは喜んでる。ヨーゼフ・メンゲレのせいだったのだろうか。何があったかが伝わらなくても、目の前の人を大切に扱うことはできると、力強いモモの生き様に思った。