このレビューはネタバレを含みます
銃乱射事件で娘を失った両親の葛藤や夫婦関係を影を用いて表現した作品。
台詞は一切なく、スマホの画面に浮かぶタイトルと同じ言葉がその家族に何が起こったかを暗示している。
大切な人を突然失う悲しみは計り知れない。
もっとこうしてあげればよかった
叱らなければよかった
愛してると言っておけばよかった
悲しみ以上のそうした後悔の念が
溢れてきてしまう事を想像するだけで胸が抉られるような想い。
それでも、どうにか生きていかなければ
という複雑な気持ちから前を向くことの大切さを感じた。