世の中〝生産性〟なのだそうだ。
昔は成果の総量で評価されたものだが、〝働き方改革〟なる物の出現で、成果を時間で割った〝生産性〟が声高に叫ばれている。
同じ額をより少ない時間で稼ぐのが生産性が高いということらしい。
そう言った意味では僅か12分のこの映画、めちゃくちゃ〝感動生産性〟の高い映画である‼︎
同じ感動の量でも、2時間の映画の10分の1の時間だから〝感動生産性〟は10倍ということになる！
冗談はさておき、ほぼモノクロに近い映像で、音楽だけでセリフもない無声映画にも関わらず、ここまで心に響くのは、現代アメリカの銃社会の問題を強烈に指摘しているからだろう。
しかもほのぼのとしたタッチのアニメーションが、後半の悲劇をより際立たせる。前半の細かいエピソードをひとつひとつ回収していく構成も見事！
やはり冗談ではなく〝感動生産性〟の著しく高い映画と言わざるを得ない。
……………………………………………………………………
アニメーションのタッチがどことなく〝鉄拳〟に似ていると思ったのは私だけだろうか(^^)
