原題：If Anything Happens I Love You
30年ぶりにアメリカで銃規制法案が強化されたと話題になっていたが、アメリカの学校で起きる銃乱射事件の割合は現在も尚、増え続けている。今年2023年に入ってから既に100件を突破しているらしく、ここ10年の中で最速のペースとのこと。こんな事実も、この作品を見てレビューに起こすためにネットで調べるまで、私は知りもしなかったし、知ろうともしてなかった。機会損失も甚だしい。今海外に身を置いているため客観視できるのもあるがそれほど日本は平和で安全性の高い豊かな国である証拠だとも感じた。が、逆にこのぬくぬくと育ってきた温室育ちの日本人が国外で生き抜くのはとても難しいとすらも感じる。銃乱射事件なんて非現実的なハプニング、日本では考えたこともなかった。
話を戻すと今作品に関してはしっかり泣けた。たったの数十分。観客に訴えかけるには充分すぎるメッセージが込められていたし、実際に私のように作品を通じて事件の真相を知ったり、情報を集めたりした人も少なくないはず。
人はいつ死ぬか分からない、そしていつ大切な人を見送ることになるかも分からない。
愛してるってもっと言っておけば良かった、なんて後悔はあまりにも辛すぎる。
大切な人に、そして家族に、友人に、
私は伝えたいことを伝えておこうと今作品を鑑賞して誓った。
