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ドライブ・マイ・カーのimaponのレビュー・感想・評価

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)
3.9
村上春樹だし、西島秀俊だし、濱口竜介ってのもどうかて思いスルーの予定だったが、音楽を石橋英子さんがやってると知り急遽観てしまった。

西島・霧島のベッドシーンが気持ち悪すぎた。

感情を排しての徹底した本読みでテキストと向き合わせる舞台演出。
映画の方も基本的には会話劇で家福(西島秀俊)やみさき(三浦透子)、高槻(岡田将生)の体験や起こす事件はかなりスリリングだが決して回想シーンを挟んだりしない。映画としては随分挑戦的な試みでどうなのよ?とも思ったがそれでもいつの間にか引き込まれていたし鑑賞後は試みの効果さえあるように思えた。

韓国手話の(日本手話との違いなんて解らないが)力強さにやられた。

好きだった村上春樹はハードボイルドワンダーランド読了直前以降、断っているので原作には当たらないが、中坊の頃、背伸びして読んだ「ワーニャ伯父さん」他チェーホフの戯曲は読み直してみようかな。

そうそう、石橋英子の劇伴目当てでした。途中からそんな事忘れてしまって映画に引き込まれてた。みさきのドライブテクニックにも匹敵ね😜
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