このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
ずーっと、自分の好きな、心地良いテンポだったということも大きいかもしれない。
岡田将生さんが車の中で言った「自分の心と上手に、正直に折り合いをつけていくことじゃないでしょうか」という言葉が印象的だった。
何となく、自分が普段考えていたことを言語化してくれたというか、そういうことだよなと思っていたのも大きいが。
と、三浦透子さんの実家に言った時に西島秀俊さんに語った、亡くなった霧島れいかさんに対する「全部そうだったのでは」ということ。
夫である西島秀俊さんを心から好きだったことも、でも他の男と寝てしまっていたことも、でもそれは自分にとっては西島秀俊さんに対する裏切りではないということも、全部本当だと。
聞こえによっては、何と都合の良い話だ、とも言えるし、それは他の人には分かり得ない、理解しきれないことだけど、でもそれはそういうもので、決して嘘では無いということ。
上手く言えないし、言う必要なんか無いが、この映画では、ひとつの真理めいたことが描かれているように感じた。
