このレビューはネタバレを含みます
傷ついた時、傷つきそうな時は思わず目を逸らしたり、都合のいい解釈をしてしまう
そんなことを繰り返しているうちに体が、自分の肉が重くなる
時間をかけて体は蝕まれ、重くなりすぎた自分の肉と向き合った時目を逸らすべきじゃなかったなんて後悔する
主人公のそんな思いが描かれていた
作品の中の演劇に主人公を照らし合わせて後悔だけでなく、パートナーを失った主人公がどう希望を探し、掴むのかまで表現されていた、素敵な作品だった
原作の文の綺麗さが堪らなく好きなので、映画が気に入った人には原作も読んでほしい