何回も見てしまった
劇場でポカン、ぞくぞく、ワクワク
村上春樹の言葉の音を映画で映し
それでいて原作とは全然違う
ストーリー展開に驚く
外国語、手話、演劇、映画、小説...と
静かな画面に色んな要素が詰め込まれ
とても実験的に、しかし綿密に撮られた作品なんじゃないかという印象です
すごい、濱口監督
何かを表現するには言語が一番先に思い付くけども
映画の中には喋ることが出来ない人物もいて
外国語同士で言葉の壁があるが通じる関係もあり
言葉が同じなのに通じ合えなかった関係
もあり
しかも一番愛する相手がわからない
娘を連想させるみさきを通して
家福という人物が顔を見せる
またみさきも
人と人との化学変化のような瞬間を
映像で見せていく
ドライブの淡々としたシーンが飽きないのは言葉を大切にしているからでしょうか
生きていかねばいけない
どんなに苦しくとも
チェーホフと、映画と、言葉の、役者がそう語りかけてくるような映画でした
感動しました