隣で夫は観ながら寝ちゃってそういう映画の見方もいいよね、可愛いな、とほっこりしつつ、
私は私でこういう映画が好き。
台本を読むシーンが多くを占めているが、濱口監督の作品では本当にあの台本読みをしているらしいですね。
台本読みという稽古と、台本読みをしているという稽古という芝居と、芝居をしている芝居と、こんな難しいことを解釈してやり遂げる俳優さんたち本当に尊敬しかない。
最小限の言葉で、直接的ではなく、言葉と言葉で静かな戦いをするシーンが好きだったし、
なるべく人を踏み入れさせたくない聖域的な車を運転してもらうようになって、一緒に車でタバコを吸うようになって、このシーンも好きだった。
駐車場のシーンが、新潟のコメリの駐車場というのはびっくりした。