村上春樹が原作というのがよくわかる作品。
数冊しか読んでないけど、なんでこいつはこんなことまで言ってくんの？ってことを全く関係ない立場の人が言ってきたり、何周もし過ぎて意味のぼやけてしまった言い回しがものすごく村上春樹っぽいなあと。
私はちょっと苦手な分野だけど好きな人は好きっていうのも理解してます。
主人公の奥様役の方が棒読みだと言われてるようなのでどんな演技なのか興味が湧いて観てみたんですが、確かに淡白で棒読みというよりはあんまり感情を出さないタイプの人にみえました。
作品中の印象の残り具合を考えると、演技を抑えて計算してやってるならめちゃ上手いやんって思って他の作品みたら全く一緒だったな。
ただ、この作品だけで考えれば無機質で何考えてるかわからないようにも見えるから適役だったかも。
西島さんも演技派と言われるような派手な演技はしないけど、日本人の40代とか50代男性の口下手で感情を表現するのが下手で照れ屋みたいな役はものすごく自然。
元々備わってるからなのかなぁとも思うけど他のタイプの人を演じてる印象がなくてそこはわからん。
この映画での演技は好きでした。
好みかどうかは✩2.1くらいですけど映画の完成度としては✩4.5くらいかなと思うので中間とっとこうかな。
