人とのコミュニケーション、人生において深層心理で「こうなんだろうな、」って思ってること全部言われた気分。
この映画はすごいです。おそらくこの映画のすべての10分の1も理解できてないですが、それでも誰もが抱える内面のどす黒さ、そこに向き合うことでようやく見えてくる「人と人」の関係の尊さが描かれていることが伝わる。
また、俳優自身が自分自身に向き合って、それを演技という「嘘」に終わらせない。何かを起きていることをフィルムに刻んでいて、それが映画のテーマとも重なる。映画の奇跡ですね。
おそらく、この映画が自分にぶっ刺さったのは、自分が本質的に嘘つきと自覚しているからだと思います。だからこそ、自分を覗き込んで、辛い思いをして、自分に折り合いをつけていくことが生きてく上では必要なんですね。ただ、そうやって生きていく事はただでさえ長い人生においてより苦しいです。だけど、それに対しても、いつか息をつける日も来るよねという、、、どうしようもなく救われますね。
大吾「タバコは人生の句読点」
至言です。