シカゴ国際映画祭にて。
なんとなく観てみようと思ったやつだったのだけど、ライトなスリラーというか、罪悪感に苛まれる者と赦しの複雑さを見せつける話でなかなかだった。
スイスの田舎の魚養殖場で働くシングルマザーとその娘とパートナーの3人の元に、パートナーの弟が転がり込んできてよからぬことが起こってしまう。
観てる側は誰が何をやらかしたかわかるのだけど、この登場人物は真相を知らぬまま。
観てる方も胃が痛くなる。
彼らが真相を知ったら知ったでさらなる悲劇が起こるんじゃないかと思うし、知らないなら知らないでアノ人は一生罪悪感に苛まれながら生きていくだろうし。
どっちに転んでも暗い陰を落とすんじゃないか。かといってこんなことがあって赦しの心を持てるか?人間はそこまで強くて寛大だとは限らないよなぁ。
ゼツミョーなところで終わるので、この人たちどうなるんだろうと想像してしまう。