Jimmy

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期のJimmyのレビュー・感想・評価

3.8
日本では劇場未公開の『ゴッドファーザー<最終章> マイケル・コルレオーネの最期』がBlu-ray発売されたので、観た。
『ゴッドファーザーPARTⅢ』を、フランシス・F・コッポラ監督が再編集した2時間38分の作品。

確かに、あちこちで「これはダイアン・キートンが満足するような再編集だなぁ…」などと思いながら観ていたら、ラストシーンはビックリの再編集。
このブルーレイ「マイケル・コルレオーネの最期」という副題が付けられているが、オリジナル版の方が「最期」という気がする再編集だった。
また、この再編集版には英語では「GODFATHER:CODA」と付けられていた。

個人的には、やはり本作の根底には、オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」がテーマとして存在しているので、ヴィンセント(アンディ・ガルシア)が「ザザの野郎の耳に噛みついてやったよ!」というセリフは、カヴァレリア・ルスティカーナでの「決闘宣言」に通じるものがある。

正月(三が日)から10日余りで、
『ゴッドファーザー』
⇒『ゴッドファーザーPARTⅡ』
⇒『ゴッドファーザーPARTⅢ』
⇒『ゴッドファーザー<最終章> マイケル・コルレオーネの最期』
と順番に鑑賞したのは、本作を初めて観るためだが、1作目~3作目は繰り返し観ているので憶えている…(笑)

『ゴッドファーザーPARTⅢ』のオリジナル版とこの再編集版のどちらが良いかは、観る人によるだろうが、甲乙付けがたい一長一短の両作品だと思う。
まぁ、どちらもオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」をベースにしている事に変わりはない。
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