ぱ

ゴッドファーザー(最終章):マイケル・コルレオーネの最期のぱのレビュー・感想・評価

3.0
長すぎる名作『Godfather』の最終章。
マイケル、めちゃくちゃ年とったなということがまずひとつ。加えて、今作はトムが出ておらずちょっと物足りない(息子はちょくちょく出てた)。

インモビリアーレに関する話し合いのシーンなどは緊張感がかなり良かったが、ジョーイザザがヘリコプターで銃乱射したあたりとかなんか違くないか???となってしまった。そして、メアリーとビンセントの恋模様的なのも物語をより面白くする装置にはならなかったように思われる。マイケルは部下に爆殺されたアポロニアのことを思い出して、ビンセントに「敵は最愛のものを狙うだから、娘に近づくな」的なことを言っていたが、メアリーの死にそこまでの意味合いはなかった。相手が誤って撃って死んだだけだった。

なんというか、PartⅢではマイケルには昔のような冷たさは見えなくなってしまい、孤独になやまされる姿もない。そして、そこまで組織としての「ファミリー」に向き合うマイケルやそれ以外の構成員を描いていなかったように思われる。だから嫌いではないが好きというほどのものでもなかった。

最後に副題が「the death of 〜」なのに死んでないじゃんマイケルとツッコみたい。でも、「最愛の人の死」がマイケルにとっての「死」ということになるのだろう。

てか、ドン・トマシーノって何歳の設定なんだ。相当長生きだなと思った。
ぱ