Rii

浜の朝日の嘘つきどもとのRiiのレビュー・感想・評価

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)
4.8
生きていくために、映画は、"必須"、ではない。
ご飯がなきゃ生きていけないけれど、
映画はなくても生きていける。
それは、映画だけじゃなくて、音楽もそう。
芸術、娯楽、なんでもそう。
でも、それでも、やっぱりなくちゃならなくて、
人によって映画にどう助けられてるかなんて
その度合いも形も全く違うはずだけど、
ないと、寂しい。


この映画、みんなが助け合ってて
みんなが優しくて、
すごく心があったまりました^^

映画好きにはたまらない設定
というのも拍車をかけます〜

そして、福島中央テレビの開局50周年記念で作成されたというこちら。風化させてはいけない震災の記憶を、家族を通じて描きつつ、コロナ禍の時代性を反映していて、とてもリアルで、すごく、響くものがありました。


私自身も毎日UNEXTなんかで映画を観ることが多いですが、これから映画館ってどんどん無くなっていくんだと思います、それは、本屋さんも然り。

普段、DX!とか、新たな潮流を!とか地域活性化!とか、
この映画の言葉を借りれば、所謂
"地域(の雇用など)にとっての正しいこと"
を職場の肩書きで振り翳している自分、
なんだかぐさっと心が痛かったです…。


私自身も、これまで親との関係は良くはなく
だから、そういう意味でも涙が出ました。
もぎりこちゃんの言葉、めっちゃ頷いたし、
最後、めっちゃ涙出たなぁ


映画のタイトルとジャケで、
あ、これは観たいなって思った直感、
今回大当たりでした!

福島に、もしもこの映画館本当に実在していたら
行ってみたいな〜
Rii

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