このレビューはネタバレを含みます
まず呼ぶなよって話。カムアウトできてないのに、パートナーを帰省に誘ってその気にさせておいて結局やっぱ来ないでって失礼過ぎる笑
ルームメイトであったとしても嫌な態度の家族だったし、この家とは親戚になりたくねーとつくづく思わされた。
ゲイの友達の「それぞれ違うんだよ」ってセリフがこの映画の唯一良かったところかな。
今はLGBTQがそんなに珍しくもない時代で、社会的に受け入れられていると言っても、それはあくまで他人だからで、自分の家族や子供となると話は違ってくると思う。
一括りに同性愛者と言っても打ち明けた時の家族や周りの反応って色々だろうし、アビーは恵まれている方でそれを当たり前だとは思ってはいけない。"きちんとカムアウトして優しく受け入れてもらい、それまでと関わらず接してもらう"ってのは理想ではあるけど、現実それは難しい。
いくら愛されてると思っていても、どんな反応をされるかは全くの未知だから、怖過ぎるよね。私も同じ立場だったら、受け入れられるか自信がなくてなかなか言い出せないだろうな。ハーパーなんて白人議員の娘なんだから保守的な家系かもしれないし。
だから、なんで言わないんだ、早く言えよ、ってのは酷な話ではある。言う言わないも、タイミングもそれぞれでいいんじゃないかな。
と言っても、こんな状況で結局カムアウトする気もないのに、クリスマスの帰省に相手を誘うな。