このレビューはネタバレを含みます
試写会にお邪魔して一足先に見てきました。
これはどうしても大画面で見たかった！！！
内容的にも入り込む空間が必要だから、映画公開もしてほしかったな…お家ではこっそり一人で見る感じだなやっぱり…
原作未読の者としては、疑問に思うシーンはかなり少なくて、伏線も回収されるし分かりやすい。強いて言えば最初の手ブレ？あとタクシーおじさん。でも、落ち着いて考えてみればあれはレイの心の動揺なのかなと思うし、タクシーおじさんも七江を守るため身代わりに、ということだったら納得が行くかも。
主人公二人はもちろん、他女性陣の演技も素晴らしかった。特に高校時代のレイちゃん、真木よう子さん、鈴木杏さん、はちゃめちゃによかった…（あんなお姉さん、、、私も高校時代に欲しかった）
お兄さんと鈴木杏さんの考えの違いもすごい良くて、家族・保守という家父長的な枠に縛られる兄と愛のためならなんでもできると言う兄嫁、そこをあえて描くのがさらに後半に深みを与えたんだろうなぁと思う。
ほぼクローズアップだからこそ、演技が下手だとすぐ観客にバレてしまうと思うんだけど、皆表情の演技が本当にすごい、きこちゃんほなみさんの目の演技にもやられました。
↓以下追記
ただ、Male gazeでのカットの撮り方はやはり批判されるべきかと。（周りの反応を聞いて自分の中のmake gazeを見直すきっかけにもなった、ジェンダー関係なくmale gazeという概念は存在してると思う派なので）
アダルトシーンほぼクローズアップで撮らなかったのは圧倒的に女性の体の消費につながる、それを制作側が意識してなくても見てる人がその目線で見ることになるから。
これだけのバッシングを受けて見ない人が増えるのも少し悲しい、それぐらい真木よう子と鈴木杏、少女たちの演技は見てほしい…（むしろそこだけでいいから見て）
