南沙良目当てで鑑賞。
LGBTをテーマにしたロードムービー風の作品。
愛する彼女の為に彼女の夫を殺したレイ。
久しぶりに出会った七恵と共に旅行とも逃避行ともとれる旅を続けるが…
この手の作品は役者の芝居が上手く無いと全くもって成り立たないと思っているのだが、本作は見事に役者全員がそれぞれの役目を演じ切っていた。
主役ふたりの関係は本当に自然過ぎて、ドキュメンタリーでも撮っているのではないかと思ったレベル。
そんな水原希子演じるレイの学生時代を演じた(私が贔屓にしている)南沙良だが、やはり上手い。
登場シーンは少なかったものの、抑えた喋り方に繊細な目の芝居と、お見事だった。
ただ個人的には2時間弱で良かったのでは無いかなと思った。
これだけ役者の芝居がしっかりしているなら、水原希子とさとうほなみの性描写はあそこまでいらないと思う。
LGBTをテーマにしているなら、尚更あのような描写は控えめの方が訴えかけれると感じる。