けーはち

ボブという名の猫2 幸せのギフトのけーはちのレビュー・感想・評価

3.0
前作ではホームレスでヤク中💉の主人公が猫🐈️のボブに救われたが、今作では自分本位でなくボブの幸せを考える。ヤク中から脱したとはいえ、獣医にもロクに連れていけない経済状況な自分を不甲斐なく感じ、いっそボブを役所に引き渡した方が幸せなのでは、と考える主人公。だが、彼らは日頃から色んな人に感謝をもって優しく接したため、たくさん支援者が現れて、本も売れて現在は幸せでメデタシというお話。感動的っちゃ感動的なんだが、大筋は猫の処遇を巡って人間がウダウダやってるだけで引き延ばし感が半端なく、また本猫の好演も少なく見どころ薄(もっともこれは本猫老化のため致し方なく、本作撮影の六ヶ月後に亡くなったそう😭)。原作自体が1作目でベストセラーを飛ばした後、何本も売らんかなの同ネタ水増し・焼き直しで出しているので、その一編をそのまま映像化したような気配がある。クリスマスの特別な祝祭感でエイヤッとごまかしたが、感動の実話はおいそれと何度も再生産できるもんじゃないのだ。