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岬のマヨイガのgusokuのレビュー・感想・評価

岬のマヨイガ(2021年製作の映画)
3.5
声の出せなくなった孤児、家出少女、優しいおばあちゃん
という血の繋がりのない3人が家族のような関係になっていく話

序盤の掴みは凄く良かっただけに、途中から伝承・怪異モノになってしまったのが残念だった。
もっと人間ドラマとして掘り下げてほしかった。

・何でもありな神々(妖怪?)
百歩譲って家の中だけ豪華にできるマヨイガさんはわかる
けど住民票手続きとかも工作できちゃうっていくらなんでもw

・唐突に現れるゆいの父親に擬態した敵→ひよりが声出せるようになる
感動的シーンなのに怪異のおかげみたいになってんじゃん…

・最終決戦、やたら歴戦の猛者感あるおばあちゃん
察するにおばあちゃんが若い頃は旅してたと言ってたことから、各地で妖怪と出会ってはバトルして、その一つ一つに物語があったのだろう。
おばあちゃん視点で見れば今作は謂わば「岬のマイヨガ2」なのだろう。
前もっておばあちゃんの若い頃をエピソードZEROとかで映像化してたら、この映画はもっとエモくなってた筈。

・ナイフと弓矢でバトル!!

昨今のオリジナルアニメ映画の中では当たりな部類
ただ個人的にはほんと怪異要素抜きで見てみたかった
100点中80点ぐらいはひよりちゃんの可愛さで持ってる
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