シネマート心斎橋の「シリアルキラー映画祭」という、狂ってて最高な特集のうちの本作、思えば私が高1の時の作品ですが、プロ野球とプロレスにしか興味なかった当時の私には届くはずもなく、35年の時を経て初鑑賞しましたが、もっと早くに知っておきたかった！と相当悔やまれる、私的にどストライクな作品でした。
スピルバーグがその名を轟かせた「激突！」のコンセプトに近いといえばそれまでですが、あちらはほぼ顔が見えないのに対し、こちらは犯人役のルドガー・ハウアーが出ずっぱり！また不意な感じでヌラッと現れるのが超怖い！ベストヌラッと登場シーンはモーテル内！鳥肌立った！
あと、追われる側の少年、初めはトッポイガキ風なのが、執拗に追われるうちどんどんかっこよくなっていくのも魅力的でした。ラストシーンの夕景に佇む姿なんて、マックスを彷彿させました。
思えばこの時代の映画の中の警察官って、警察側が主役でない限りトコトンズボラな役回りが多い気がしますが、本作もぬかり無しのズボラ揃い！まずは誤認逮捕から始まらないと話も成立しないのですが、ラストまで結局警察が全部悪い！
ともかく、ルドガーハウアーはやはりレプリカントだった、という事は良くわかりました！カッコ良さは永遠。
