動機も分からなければ、人物背景なども、謎だらけ。なのに、何故か引き込まれる不思議な世界観。
ヒッチハイクで誰かの車に乗り、その人たちを惨殺する。そのシーンは、ない。でもなぜか、主人公だけは容易く殺さず、期待すらかける。それに翻弄されて、ラストはああいうことになる。
でも、なんとなくわかるというか、同じ状況は自分に起こり得ないけれども、もしそうなったら、そこに向かってしまう気もする。色々無理はあるが、人間の闇の本質を垣間見るような作品。
大してグロくもないし、人間ホラーともちょっと違う。不思議な作品。