こばまさ

ステージ・マザーのこばまさのレビュー・感想・評価

ステージ・マザー(2020年製作の映画)
3.6
世界を見隊!のお時間です。
第12回目は、ワタクシ選定作品
カナダ🇨🇦映画『ステージ・マザー』

ジャケとタイトルで何となく選んだけど、もしかしたら好きなジャンルじゃないかも…。
まあでも、蓋を開けてみないと分かんないし、そのステージへいってみよう!


-舞台は、サンフランシスコの【パンドラ・ボックス】というゲイバー。
バーのオーナーでドラァグクイーンのリッキーは、ショーの最中に薬物の過剰摂取で倒れ、息を引き取る。
一方、テキサスの田舎町でその訃報を受けたリッキーの母親・メイベリン(ジャッキー・ウィーヴァー)
長らく疎遠だった息子の最後を見届けるため、夫の反対を押し切ってサンフランシスコへ向かう。
そこでリッキーのパートナーに会い、リッキーがこの街で何をしていたのかを知る。
さらに、リッキーは遺言なく他界した為、このゲイバーの経営権は母親であるメイベリンにあったのだ。
果たして経営破綻寸前のゲイバーを、普通の主婦が再建出来るのか…-

“あなたは、みんなのマザーだ!!”


冒頭の15分ぐらいはハマれるか不安だったけど、リッキーの親友役・シエナ(ルーシー・リュー)の登場辺りから一気に面白くなった!
このルーシー・リューを見るのも、『チャーリーズ・エンジェル』とか『キル・ビル』以来だから…20年振り?
完全にアクション俳優のイメージだったけど、本作ではその真逆の様なシングルマザー役が非常に新鮮に映った。


とにかくこの作品、テンポが抜群にいい。
間延びするシーンもないし、場面展開もスムーズだし、93分でこのテンポでこの展開は見易かった。
もちろんストーリーも悪くない。

LGBTQに関わるその家族たちとの確執や生きづらさ、その悩みに対し1人1人と向き合うメイベリン。
彼女はこの世界を知らない上に、認めてこなかった側の人間。
そんな彼女が自問自答し、彼ら(彼女ら)と腹を割って話す事で、次第に化学反応が起こる。

ショーの内容も、メイベリンのアドバイスでみるみる改善されていくし、ラストのステージは感動的だった!
あの衣装をスクリーンに見立てる発想は素晴らしい。
でも、1番泣きそうになったのは母親と母親の会話シーンだったけどね…。


最後はあっさり終わった印象だけど、余計な描写を入れないのも良かったのかも。
サクッと観れて感動出来る、良作でした!




あちゃちゃん、お疲れ様〜!
今年最後の世界を見隊!めちゃくちゃ年末になっちゃったね💦
お陰で観たのも昨日だし、レビューはギリギリまで書いてて若干雑になっちゃったよ…(お許しを
あちゃちゃんもお仕事大変そうだけど、体調管理と睡眠確保だけは気を付けて!
また来年も色んな世界を見よ〜✈️
こばまさ

こばまさ