旅するランナー

ドリームランドの旅するランナーのレビュー・感想・評価

ドリームランド(2019年製作の映画)
4.0
【俺たちに愛はあるんか?】

1930年代の男女二人組銀行強盗&逃避行。
ってことで、マーゴット・ロビーが「俺たちに明日はない」のフェイ・ダナウェイに見えるし、フィン・コールが「トゥルー・ロマンス」のクリスチャン・スレーターに見えなくもない。

そこに愛はあるんか?
ってことで、どうなんだろうなぁと思いつつ、そう来るかぁっていう展開ですねぇ。
夢の場所にたどり着けるんか?
そもそも夢の場所なんてあるんか?
ってことで、すごく感傷的な内容になってます。
そこがいいねって感じる人と、そこが物足りないよって感じる人に分かれそうです。

それと、新鋭マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督の画面の切り取り方に独特なものを感じました。
モーテルでのシャワーシーンで、2人が物理的にも精神的にも近づいていく感じが、とても雰囲気出てます。

どちらかと言うと地味め作品ではありますけど、マーゴット・ロビーファンは見て損はないですよ。
眼福シーンもありますし。
プロデューサーにも名を連ね、気合い入った演技を見せてくれます。
どんな役やっても魅力的ですね。
ってことで、俺たちにマーゴット愛はたっぷりあります。
愛フルです。