レジーナ・キングの監督デビュー作!いきなりトロント映画祭で『ノマドランド』に次ぐ位置につけアカデミー賞も狙えるという高評価を手にした。
マルコムX、ジム・ブラウン、モハメド・アリ、サム・クックがある夜にマイアミのホテルの一室に集まって…という舞台の映画化。
演出自体に何か特徴があるわけではないものの、舞台の映画化するにあたっての脚色がとても的確。
やはり助演男優賞ノミネートが有力視されるサム・クック役のレスリー・オドム・ジュニアがとてもいい。
この夜の会話を通してそれぞれが公民権運動、差別にどう向き合うかにつなげていく見事なラストだった。そもそもの舞台がすばらしいんだと思う。
ただやっぱりこの四人の生涯や信条を分かっていないと飲み込みづらい。実際僕も名前は知っていても政治信条とかは知らなかったのである程度調べてから臨んだ。