わっきーせんぱい

あの夜、マイアミでのわっきーせんぱいのレビュー・感想・評価

あの夜、マイアミで(2020年製作の映画)
3.6
1964年、マイアミのモーテルに集まった4人の男たちの会話で進行する物語。
予備知識なく見たのですが、これは舞台劇が元だったのですね。
ヘビー級世界チャンピオンになったカシアス・クレイが、ある日モハメッド・アリになった背景にはこんなドラマがあったし、マルコムXとの関係など、知らなかった事実が明らかになった。
ほとんど知らない俳優が演じているので、先入観もなく新鮮。

白人の尊敬を集めているように見えて、実のところ差別を受けていたり、同じ黒人でも色の濃さで感じ方の違いがあったりと、今なお続く根深い問題を2020年に作ったのは、意味があることなのだろう。
どんな世界になっても、「黒人の影響力」を見過ごすことはできない。そう感じた。

ボブ・ディランができたことを黒人の自分ができなかったりことを悔いていて歌ったサム・クックの歌に字幕が付いてなかったのが残念でした。
なんらかのメッセージがあったと思うから。

もしかしてオレの設定ミス?