黒人解放運動活動家のマルコムX 、NFL選手のジム・ブラウン、歌手のサム・クック、ボクサーのモハメド・アリ。
60年代を代表する4人のアフリカ系アメリカ人が、黒人の自由・権利について熱く語り合う。
脚本と演出が素晴らしかった。
ほとんどモーテルでの対話劇だが、マルコムX vs サム・クックを軸に4人が入れ代わりながら描かれるので、理解しやすい構造になっていた。
冒頭、4人が置かれた状況が簡潔に描かれ、黒人が個人的に成功しても社会構造的な人種差別を乗り越えることは難しいということが示される。地元のヒーローとして歓迎されながらも当然のように差別されたジム・ブラウンのエピソードがショックだった。
議論の内容も興味深かった。
特に印象的だったのは、ジム・ブラウンがマルコムXの肌の白さを指摘した所。
“We are all far from the same”
そういうこと。
知らないことが多く、勉強になった。
"Browin' in the wind"♪
"A Change is Gonna Come "♪
70