anguish

劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリアのanguishのレビュー・感想・評価

3.7
「もう生き方なんて選べない…でも、死に方くらいなら選べる。私が私でいるために」

▲□頑張ったとしても褒められる所かそれは当たり前で、更に上を目指せと言う母。学校では優等生ゆえに頼られはするものの甘えられない結城明日奈。鬱積した心の拠所が放課後に会う、偶然にも知り合った自分より成績上位のクラスメート兎沢深澄だった。彼女にVRMMORPG「ソードアート・オンライン」に誘われる。明日奈はそれが還らざる時の終わり…とは知らずに…

冒頭の「家族の肖像」が余りにも昭和の一般人が考えた「金持ち」ってテンプレで吹きそうになる。例え馬鹿でも金で磨かれ時間は有るし学友もそれなりの環境だから心に余裕も生まれるだろうからそうはならんだろうとは思う。

MMOをやっていたら楽しくて仕方ないだろう。私は「リ○ージュⅡ」をプレイしていたので罷りなりにも理解できる、コミュ症だからレイドに参加した事はないけどね(そこが醍醐味なんだが)ゲームでありながら中で死ねば現実でも死が訪れる、その緊張感が仲間とは友情とは信じるとはと生身で受け答えしていく。助ければ全滅するかもしれない、それは命を失う事を意味する。

サントラを先に聞いていたので曲がかかる度に「おお」と思う私、リトルネペントの「driven to the wall」と第一層のボスバトル「to the fierce battlefield」が好き。「アインクラッド」の別アングル、アスナ視点で楽しみにしていたのに結局あの「黒いの」が持っていくのね…そこが興ざめ。武器に耐久性があるゲームは嫌いです。

20220709-22(163)
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