NORIDAR

ローラ殺人事件のNORIDARのレビュー・感想・評価

ローラ殺人事件(1944年製作の映画)
3.8
美人死体ローラをめぐる狂人集合ミステリー!

リンチファン必見と言われるだけあってツインピークスの原点を感じさせる世界観。ジャコビーやダイアンなどはここからとったのかと想像してしまう楽しさも。

性別問わず全てを魅了してしまう純白の衣装を待とうローラが画家の前では漆黒の衣装を纏い絵を描かせた事を考えると生まれ持ったファムファタールとして生きてはいない事も伺えて、更にほぼ出演しないジャコビーという画家も重要な人物にも思えたり、また一切見せることはない死体、顔面に二発放たれた散弾銃からも美貌への憎悪が伺えて思わず絵を浮かべてしまう。

撮影賞を獲得しているだけあり扉から扉に絵を綺麗に繋げる所だったり、さり気無くバックに重要なものを写したりと今でも"あ!上手い!"と思える所も多く楽しめた!

全員こじらせ狂人である今作を楽しめないわけない!最高!
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