『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』のその先へ…。
EP9から地続きの、素敵な同人作品だった!
フィンをジェダイに導こうとするが上手くいかないレイ。ひょんなことから過去に飛ぶことができるアイテムを手に入れた彼女は、かつてのジェダイ師弟たちから弟子の導き方を学ぼうとするが…というストーリー。
ちゃんとレイのライトセーバー が黄色で、EP9のその後の話なんだという感じがするが、かなりぶっ飛んだストーリー展開なので同人感は拭いきれない。だがそれがいい。
スターウォーズファンであればあるほど、出てくるレゴたちは自動的にもれなく実写版のビジュアルに脳内変換されるので、レイvsダースベイダーやダースベイダーvsダースベイダー(!)の奇跡の対決には思わずよだれが出てしまう。
レゴだとどうしても「おもちゃでしょ?」と甘く見てしまいがちだが、ヤヴィンでのデススター攻略戦など、ときどきハッとするようなガチな映像描写があって侮れない。
ストーリーは一応レイの成長譚だが、そんなことより小ネタの数々が面白い。
ハン・ソロのどっちが先に撃ったか問題、カイロ・レンの上半身露出事案、ブルーミルク飲み過ぎなルーク、30年ぶりに見たマックス・レボなど、ネタには事欠かない。
激しい戦いの最中ベビーヨーダに見惚れるレイとベイダーには共感しかなかった。
この作品を楽しむためにはシリーズ全てを観ていることはもちろん、ある程度スターウォーズが好きであることが求められる。…いや、むしろ好きでないとこんな作品観ないか。
完結したスターウォーズのその後を垣間見れるというだけでも価値ある作品。正史にカウントするかはさておき、またあの愛すべきキャラクターたちと会える素敵なファンムービーだ。
「いい予感がするわ!」
遠い昔の遥か彼方の銀河系で暮らすアイツにもコイツにも、フォースの導きがあらんことを!