スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたちの春陽のネタバレレビュー・内容・結末

予告で楽しみにしていたドキュメンタリー映画なのだが、凄いは凄いが、映画作品としては残念かな。黒子であるスタントマンの女性にライトを当てた内容だが、全体的にスタントシーンが少なく、インタビューがメインなので、女性差別などの問題はよく分かったが、もっとスタントのシーンと映画のシーンを見せ比べをさせてた技術的な部分が見たかったのが本音。インタビューで「女性がやれるの？」的な事を言われて、男性優位な業界らしいのだが、確かに身体的タフさなどは男性の方に構造的に利があるとは思うが、出てくる女性の体もかなり鍛え抜いており、メンタルも強靭なのでひけをとってないように見える。
女優の代わりにスタントをするのは、体型を似せなきゃならないから、変に筋肉質になってはダメ出し、そこは難しいなと思った。
後、事故や爆発の時の乗客は全員スタントマンやスタントウーマンというのは、確かにそりゃそうだなと思った。爆風で飛ばされる人が普通の役者なら怪我するわ(*_*;紹介される作品の中で、お年寄りばかりの乗ったバスが暴走する作品が紹介されて、そのお年寄りが全員スタントマンをやっていた人らと言うのが、地味に面白かった。世の中にテロや事故に合う人は若い人ばかりじゃないので。でも、こういう場合の子供はどうするのだろう？子供でもいるのかな？それとも小柄な大人がやるのかね。