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スペルのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

スペル(2020年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

過去も虐待し散々な父だったのに死んでも尚主人公を散々な目に合わせていて、最後の最後まで父親の厄介ぶりが凄かったです。
冒頭の、家族の行方を知りたいだけなのにまともに取り合ってくれない様子から老夫婦への不信感は凄かったものの、物語が進むにつれヤバさが際立ち隔離され過ぎた田舎の怖さをヒシヒシと感じました。
特に謎の儀式の絵面がインパクト大で、ヤギの目を眼孔に填めたお爺さんがなかなかに気持ち悪く怖かったです。
痛々しいシーンも迫力があり、脚に刺さった釘を抜く場面はゾワゾワする程痛々しくそれをまた戻す場面は思わず声が出る程でした。
ただ最後には完璧に主人公が叩きのめしてくれたおかげでモヤモヤも無くスッキリできました。
わかりやすいストーリーで頭を空っぽにして楽しめる、ヤバい宗教の怖さを感じられる作品でした!
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