マスカレード・ナイトのいめーじのネタバレレビュー・内容・結末

連続ドラマの第2話かと思うような滑らかな続編。
2回目なのでホテルマンとして慣れた動きをしながら捜査できる気持ちよさはあるのだが、今作は良くも悪くも予定調和でフツー。序盤だけとはいえ明石家さんまの身内ネタ感も主張が強くて雰囲気を崩すノイズ。
1作目は初々しさがあったからこそ極端な2人の相互作用とかオムニバス的な人間ドラマの連続が楽しかったけど、山岸がコンシェルジュになってたり新田がフロントから追い出されがちだったり仮面舞踏会設定なども重なってホテルならではのドラマは少なく、事件関係にフォーカスした時間が大半なので登場人物も必要最低限。いちいち人間関係が繋がってるからシンプルにゴチャゴチャしてる。無関係な人達との出会いから学んでいったことが最終的に活かされる前作の方がカタルシスあって好き。
2人の精神性に関しても前作でしっかり描いていたから見応えが薄い。
どう足掻いても1作目に敵わないやつ。長澤まさみの脚は良き。