ねこ

冷血のねこのレビュー・感想・評価

冷血(1967年製作の映画)
3.6
何が、誰が、“冷血”なのか

動機無き殺人は今も昔も人々を震撼させるが、実際はこの程度の軽さ緩さの延長に起きていることなのかもしれない
他所の家族は破滅させ、自分の家族の心配はする
そこの乖離が理解できないと思う反面、その身勝手さがまさに人間だとも思う

ペリーに同情の余地があるような描写だったのは原作通りなのか気になるところ
窓ガラスの雨が涙になるシーンが秀逸
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